貴方はチューブをカットしたことがありますか?チューブのカッティングは少し厄介な作業です。メタル製のこぎり(チョップソー)を使って、グラインダーを微調整しながら切っていくのですが、切り過ぎてしまうことがよくありますよね。それが心配だからと余分な幅をもたせてしまうと、今度は溶接がうまくいきません。
僕はかつて、Winmiterというプログラムを使っていました。これは全てを自動的に計算して、紙に印刷してくれます。紙に印刷された形を切って、それをチューブに貼り付けます。よくできたプログラムでした。
でも今僕が使っているのは64bitのパソコンで、このWinmiterがインストールできないんです。
そこでほかに何かないか探してみました。すると同じようなことができるオンラインのページをいくつか見つけましたので、こちらで少しご紹介します。
まず一つ目はXPをお使いの方用のWinmiterです。 使い方はいたってシンプル、とっても使いやすいです。ただ、印刷時は拡大縮小しないように気をつけてくださいね。
お次は、Tube Coping Calculatorという新しいプログラムです。
これはチューブの直径、角度、オフセットから、パイプに貼り付けてカットする図面を作成します。
もしチョップソーしかお持ちでないのであれば、是非このプログラムを試してみてください。
パイプの直径、角度を入力すると、チョップソーをセットするための二つの角度を表示します。これで作業の90パーセントは終了したようなものです。最後にグラインダーで少々微調整して溶接します。
最後はパイプジョイントテンプレートで、僕としては一番のおススメです。これは二つの図面を作成してくれます。一つはメインのパイプの穴用(空洞のジョイントをつくる場合に必要になります)、そしてもう一つはブランチチューブ用です。mmユニット、A4ページサイズを選択し、角度とチューブの直径、壁厚(オフセットもあればそれも)を入力します。出来上がりは前述の2ページです。印刷、カットして、チューブにテープで貼り付けます。
補足ですが、もし何度も同じ角度で同じチューブを使うのであれば、アルミ箔の上にプリントアウトしたものを貼り付けて、次回用に保管するのが良いかも知れません。紙に印刷したものは、すぐに使えなくなってしまいますからね。